あの「ムーミン」の
やさしさに
日生劇場は、2017年に日本初となる『ムーミン』の人形劇を制作・上演しました。トーベ・ヤンソンの描いた原作の世界観を伝える舞台と物語の美しさは、子どもから大人まで多くの人々の胸を打ち、大好評を博しました。この夏、そんな名作を早くも再演します!
人形を製作・操演するのは、人形劇団ひとみ座。創立70年の歴史を誇る人形劇のエキスパート集団です。大きな人形の後ろに人形遣いが立って人形を操る「出遣い」と呼ばれる操演技法は、伝統芸能の文楽を応用したもの。巧みな技術が、ムーミンたちに新たな命を吹き込みます!
原作『ムーミン谷の夏まつり』に登場する個性豊かなキャラクターや名場面の数々が、人形劇となって舞台の上に現れます。ひとつひとつ手作業で大切に作られた人形だからこそ、原作の世界観を、やさしさとあたたかさをもって表現できるのです。
(日生劇場ファミリーフェスティヴァル/ニッセイ名作シリーズ 2017年公演より)
ムーミン(ムーミントロール)(三坂 龍輝)
ムーミンパパ(龍蛇 俊明)
ムーミンママ(木俣 かおり)
フローレン(スノークのおじょうさん)(篠崎 亜紀)
ちびのミイ(松本 美里)
スナフキン(齋藤 俊輔)
ミムラねえさん(西田 由美子)
ホムサ(伊東 亮)
ミーサ(日比 英理子)
フィリフヨンカ(蓬田 雅代)
エンマ(小林 加弥子)
ろうや番のヘムル(森下 勝史)
ろうや番のいとこ(前島 千尋)
公園番のヘムル(来住野 正雄)
ヘムルの楽団(勝又 茂紀・田中 弘映)
夏至をむかえるムーミン谷。へいわに暮らすムーミン一家でしたが、とつぜんの洪水によって、家を失ってしまいます。
途方にくれる一家は、水の上をただよう不思議なたてものを見つけ、そこに引っ越すことに。そのたてものは、なんと「劇場」でした。
引っ越しの日の夜。ムーミンとフローレンは、ひょんなことから一家とはなればなれになってしまいます。ふたりに居場所を伝えるため、お芝居をひらくことにした一家。はたしてムーミンは、無事に家族のもとに帰ることができるのでしょうか……?
1948年発足。子どもを対象にした作品やシェイクスピア作品などを上演し、伝統人形の研究と継承をも活動の柱としている。代表作に「ひょっこりひょうたん島」「リア王」「ゲゲゲの鬼太郎」など多数。2018年に創立70周年を迎え、文楽・戯曲をはじめ、絵本・児童文学・漫画などを題材にした画期的な人形劇を作り続けている。
舞台美術 | 乘峯 雅寛 (文学座) |
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人形美術 | 小川 ちひろ (人形劇団ひとみ座) |
音楽 | 阿部 海太郎 |
照明 | 鈴木 尚美 (A.S.G) |
音響 | 遠藤 宏志 (アコルト) |
人形製作進行 | 小倉 悦子 (人形劇団ひとみ座) |
人形操演指導 | 中村 孝男 (人形劇団ひとみ座) |
歌唱指導 | 片桐 雅子 |
演出助手 | 稲葉 賀恵 (文学座) |
舞台監督 | 蒲倉 潤 (アートクリエイション) |
※推奨年齢は公演を楽しんでいただける年齢の目安です。
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芸術文化センターチケットオフィス
TEL 0798-68-0255
(10:00~17:00/月曜休み※祝日の場合は翌日)