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NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』~ノノとショウと秘密の森~開幕レポート

2025.8.24
日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2025

NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』~ノノとショウと秘密の森~ 開幕レポート

日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2025「NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』~ノノとショウと秘密の森~」が、8月23日(土)に東京・日生劇場にて開幕いたしました!

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【開幕コメント】

<熊谷彩春>
稽古場で、何度も通し稽古をすることができたので、しっかり準備をして初日を迎えています。同時に、ただの再演ではなく、全員で「新しいものを生み出そう」という強い思いがあって、俳優もスタッフも積極的にディスカッションをして、繰り返し試行錯誤してきました。私自身も丁寧に時間をかけて役と向き合って、年齢を重ねた今、改めて10歳のノノを演じる難しさと面白さを感じています。新キャストの方々の視点からの新鮮な気づきも多く、私たち再演組も一から作り直すような気持ちで臨んでいます。

私自身も幼い頃にミュージカルを生で観てすごく感激して、それ以降ミュージカルの世界に行きたいという夢を持ったので、この作品を観て、一人でも多くの子どもたちが「舞台って素敵だな」と思ってくれたら嬉しいです。「立ち止まって考える勇気を持つ」という大切なメッセージを、ミュージカルとして子どもたちに届けられることがすごく嬉しいですし、大人の皆さんにも、きっとハッとさせられる瞬間があると思うので、ぜひ多くの方に観ていただきたいなと思います。


<南野巴那>
舞台稽古で照明があたったセットを初めて見たとき、すごく色鮮やかで心を奪われました。そんな素敵な世界観の中で、10歳の男の子という自分とは年齢も性別も異なる役を演じることに、改めて身が引き締まる思いです。この世界に思いきり飛び込んで、大切に演じたいと思っています。また、カンパニーが本当に温かくて、私の挑戦や失敗を受け止めてくださいました。毎日火を噴くような気持ちで稽古に臨んでいましたが、その支えがあるからこそ足を止めずに走ってこられました。

この作品の魅力は、子どもたちの好奇心が新たな扉をどんどん開いていくところにあると思います。年齢を重ねていくにつれて経験から怖いものも増えていくと思うのですが、子どもたちは“知りたい”という気持ちひとつで、ゾンビと人間という全く違う世界を繋ぐことができるし、分断を飛び越えていくところが素敵だなと思います。観てくださる方も、お子さんから大人の方まで、舞台の端から端まで好奇心を止めずに楽しんでいただけたら嬉しいです。宝物になるものを持って帰っていただけるように頑張ります。


<大和悠河>
再演を迎えるにあたり、作品のテーマや核がよりクリアに見えてきて、「大人にも子どもにもぜひ観ていただきたい」と心から思える仕上がりになりました。今はこの物語を一日も早く届けたいという思いでいっぱいです。そして、ただの再演ではなく、リリィ自身も進化した姿をお見せできればと思っています。世界中で対立や争いが起きている今だからこそ、この作品が伝える「お互いを思いやること」の大切さが強く響くのではないかと思っています。大人にはできなくても、子どもたちがまっすぐに踏み出していける。その背中を、大人がそっと押す。今回のリリィもノノを信じ、後押しする存在として、しっかりその想いを持って臨みたいです。

楽曲の力もこの作品の大きな魅力のひとつで、お芝居の中に自然に溶け込む音楽が、言葉以上に心の深い部分に届いてくるように感じます。観てくださる皆さんにも、曲から勇気や希望を感じ取っていただけたら嬉しいです。今の時代だからこそ、この舞台が誰かを思いやったり、大切な人の存在を改めて考えたりするきっかけになればと願っています。

 

 
 
 
  

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