音楽劇「あらしのよるに」
オオカミとヤギ、「べるがわ」と「べられるがわ」の二匹にひきはぐく秘密ひみつ友情ゆうじょうともだちの大切たいせつさ、相手あいておもいやるうつくしいこころえがいた名作めいさくが、たのしい音楽劇おんがくげきになりました!

2019年公演より 撮影:青木 司

あるあらしよる、オオカミのガブとヤギのメイは、避難ひなんした山小屋やまごや偶然ぐうぜん出会であいます。おたがいの正体しょうたいづかないまま言葉ことばわしたふたりは、翌日よくじつ再会さいかいしてびっくり!オオカミとヤギ、仲良なかよくなるはずのないふたりは、秘密ひみつともだちになりました。
しかしある日、ふたりの秘密ひみつれの仲間なかまたちにバレてしまいます。仲間なかまからすれば、てき同士どうしのガブとメイの関係かんけいは、全体ぜんたいをおびやかすとても大変たいへん問題もんだいだったのです…。められたガブとメイは、それぞれのれからはなれ、ふたりだけで仲良なかよらせるみどりのもりさがして、とお雪山ゆきやまこうを目指めざして旅立たびだちました…。

ガブ 渡部豪太

渡部豪太

初めて北浦愛さんとお会いした時、とても柔らかな雰囲気をもっていらっしゃる方だなと感じました。これから舞台稽古を重ねてお互いのことが分かってくると、きっと最初の印象とは違う面が見られたりして楽しいのではないかと思います。ガブもメイに初めて会った時に色んな事を思ったはずです。北浦さんと出会った時のワクワクを、ガブとメイが初めて会った時のドキドキに重ね合わせて楽しみたいと思います。
世代を超えて広く親しまれている『あらしのよるに』の物語に音楽、身体表現、そして演劇を組み合わせて「劇場」で具現化します。子どもが楽しむ演劇を、大人も一緒に楽しむことが出来る機会が、この"日生劇場ファミリーフェスティヴァル"の醍醐味だと思います。是非、幅広い世代の方々に観てもらえますように祈りつつ、劇場でお待ち申し上げております。

メイ 北浦 愛

北浦愛

渡部さんには芯の強さの中に温かい優しさを感じて、そんなところもガブに似ているのかなあ、と想像が膨らみました。実は心優しいオオカミのガブと、頼もしい一面を持っているヤギのメイ。再演の渡部さんと初演の私で、これからどんなガブとメイが見えてくるのか、とっても楽しみです!
ところで皆さんには、「ともだち」という言葉を聞いて思い浮かべる特別な人はいますか?どんなに周りに反対されてもお互いを信じる道を選ぶガブとメイ。見ていてきっとハラハラドキドキすると思います。そんなガブとメイを劇場へ応援しに来てください!待っています。

 

 

 
 

脚本・演出 立山ひろみ

たいせつな人に出会うということは、知らなかった自分に出会うということかもしれません。そしてその時、人はもっと深く、世界に出会い直すような気がします。自分とは全然ちがう誰かから勇気を貰うかもしれない。励まされるかも。時にはとても近しい人より、離れている誰かが支えてくれることもあります。
『あらしのよるに』出会った二匹はどんなきずなで結びついて、どんな未来を選んでいくのでしょう。お子さんにも、大人の皆さまにも、感覚をたくさん使って感じて頂きたいです。初演に引き続き心優しいガブに渡部豪太さんを、また新しく、好奇心旺盛のメイに北浦愛さんをお迎えしました。二人の、二匹の新しい物語が始まります。ご期待ください!!
 
 

こちらのチラシも完成しました!

ふわふわ衣裳のガブとメイが、小屋の中でふたり身を寄せ合うかわいいデザインです。是非ご覧ください!
 
渡部豪太(ガブ)北浦愛(メイ)大森博史(ギロ)平田敦子(おばさんヤギ)川合ロン(バリー)木原浩太(タプ)北川結(ミィ)飯嶋あやめ 小山まさし 酒井直之 島田惇平 滝本直子 笘篠ひとみ 長谷川暢 平山トオル 古川和佳奈 三田瑶子 山口将太朗 山﨑まゆ子 山根海音

演奏

鈴木光介(tp) 砂川佳代子(cl) 関根真理(per) 高橋牧(acco) 日高和子(sax)
 
※出演者変更のお知らせ
日生劇場では、公演関係者向けの「新型コロナウイルス感染予防マニュアル」において定期的なPCR検査の実施を定め、感染防止に努めております。このルールに則り、このたび、音楽劇「あらしのよるに」(8月28日・29日上演予定)の公演関係者に対し劇場入り前のPCR検査を8月21日(土)に実施したところ、バリー役で出演予定の川合ロンに陽性反応が確認されました。

これを受け、日生劇場では保健所の指導のもと当該陽性者の行動履歴を確認した結果、他の「あらしのよるに」公演関係者に濃厚接触者はいないと判断しました。また、安心・安全な公演実施のために、陽性者と関わりのあった全ての公演関係者に8月23日(月)、25日(水)の2回にわたって改めてPCR検査を実施し、全員の陰性を確認しております。

つきましては、本公演は予定どおり開催いたします。また、川合ロンは本公演を降板し、代わりに島田惇平がバリー役を務めます。


日生劇場では、引き続き保健所をはじめ関係各所と連携し、お客様、スタッフ、出演者の安心・安全を最優先に、感染拡大防止に努めて参ります。

なお、個人のプライバシーに関わるお問い合わせに関しましてはお答えできませんので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
2021年8月26日発表
原作 きむらゆういち「あらしのよるに」(講談社)
脚本・演出 立山 ひろみ
音楽 鈴木 光介(時々自動)
振付 山田 うん
美術 池田 ともゆき
照明 齋藤 茂男
衣裳 太田 雅公
ヘアメイク 橘 房図
音響 島 猛
演出助手 神野真理亜
舞台監督 八木 清市

8/28(土) 10:30/15:00 開演
29(日) 10:30/15:00 開演

 
料金
(税込み)
大人  S 4,000円 A3,000
子ども S 2,000円 A1,500
上演時間
約110分(休憩含む)
推奨年齢
6歳~
※3歳未満入場不可。子ども料金は、3歳以上中学生以下が対象となります。
※推奨年齢は、各公演を楽しんでいただける年齢の目安です。
※前方1列目の販売はございません。
原作は、四半世紀もの間愛され続け、350万部を超えるロングセラーの名作絵本「あらしのよるに」。オオカミとヤギが「食う」「食われる」関係をこえて友情を育てるお話は、子どもから大人まで、感動をよびつづけています。
 
講談社「あらしのよるに」作:木村裕一/絵:あべ弘士
講談社「あらしのよるにシリーズ」
あらしのよるにシリーズ(絵:あべ弘士)
絵 あべ弘士
「あらしのよるに」シリーズ©あべ弘士/講談社
イラストレーション:いわにしまゆみ